花火で学ぶ化学のひらめき ~体験で深まる期末考査範囲~

「校長先生、今年もやります。」 先日、理科担当の河合先生から、声をかけられました。何をやるかというと・・・ 本日、2年生の文系・理系あわせて8名の生徒たちが、「化学」の実験に取り組みました。 場所は、体育館下のピロティ。テーマは「炎色反応」です。 すでに終了した1学期期末考査の試験範囲で、復習を兼ねて、色の違いを確認する楽しい授業です。 まずは、本校理科教員の河合先生による講義からスタート。 「リチウムは赤、ナトリウムは黄色…」と、金属ごとの色の復習を行ったあと、市販の花火を用いた実験へ。 炎の中でどんな色が見えるか、生徒たちが実際に目で見て確認しました。 「お、赤!これはリチウムか?」「これはナトリウムかな?」 花火の色を見て、金属を言い当てる声が次々と上がります。 ただ楽しいだけでなく、知識と結びつけながら体験することで、生徒の記憶にも、心にも、しっかりと残る授業となりました。 火花の向こうに、知的な“ひらめき”が光る—— そんな、学びの瞬間に立ち会えたひとときでした。