ワクワクする学びがここにある 〜少人数授業と観光探究の現場から〜
先日、本校で実施された2つの取組をご紹介いたします。いずれも「少人数授業」や「観光を通した探究的な学び」という本校ならではの特色が、存分に発揮されたものとなりました。
まず1つ目は、数学科の尾関先生による2年生理系クラスの研究授業です。わずか5名の少人数で行われたこの授業では、なんと自然放射線の測定実験を実施しました。
使用した測定器は、放射能教育支援サイト「らでぃ」様からお借りしたもの。放射線に対する距離や遮蔽物の影響を、実際の測定データをもとに考察するという、非常に実践的かつ高度な授業でした。生徒たちは学校内の各教室を回りながら放射線量を測定し、そこから得られたデータを数学的に分析。尾関先生は「この論理的な考察プロセスは、数学的思考を深める上でも非常に有効です」と語ってくださいました。知識と体験が結びついた、まさに本校ならではの“深い学び”が展開されていました。 校長室でも測定しましたよ。
そして2つ目は、観光ビジネスコースの2・3年生による活動です。豊田市立前山小学校と中金小学校の児童たちが、足助地区の学習のために訪問された際、その案内・おもてなしを本校生徒が行いました。児童たちが楽しんで学べるように工夫されたマップや解説を用意し、笑顔で交流する姿がとても印象的でした。小学生がバスに乗り込む際には、本校のおちゃめな男子生徒2人が名残惜しそうに手を振る微笑ましい場面も。ぜひ本校ホームページ「学校ブログ」の写真もご覧ください。
これら2つの活動に共通しているのは、生徒たちが“ワクワク”しながら主体的に学んでいるということです。少人数だからこそできる、深い探究ときめ細かな指導。そして、地域とつながるリアルな学びの場。これからも本校では、こうした“ワクワクする学び”を大切に育てていきます。
本校生徒の皆さん、尾関先生・熊﨑先生はじめ本校教職員の皆さん、これからもよろしくお願いします。
今後の活動にも、期待しています。
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