保護者の方へ  ~ 期末考査と紫陽花、小学生から届いた感謝の手紙 ~

 保護者の皆さまへ

いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

本日から、1学期の期末考査が始まりました。体調不良などによる欠席もなく、生徒たちは全員そろって試験に臨んでいます。教室の中では真剣な表情が並び、それぞれの努力が形になることを願うばかりです。

あいにくの雨模様が続いていますが、校庭の片隅では紫陽花の花が静かに咲き始めました。まだ小ぶりながら、しっとりと濡れた花びらのような部分が梅雨の空気にやさしく彩りを添えています。

話は変わり、先日、豊田市立中金小学校の児童たちが足助地区を訪れました。総合的な学習の一環での訪問でしたが、当日は本校の観光ビジネスコースの生徒たちがガイド役を務めました。足助の歴史や魅力を、生徒自身の言葉で小学生に伝えるという、貴重な機会となりました。

そして、小学生からお礼のお手紙が届きました。

「足助の歴史を教えてくれてありがとうございます」

「家族にも話して、家族と一緒に足助に行きたいです」

「11月にはたくさん観光客が来るけれど、それ以外の時期は少ないことを知りました」

といった感想から、小学生の素直な学びと感動が伝わってきます。 本校の生徒たちにとっても、人に何かを伝えることの難しさと楽しさ、そして地域に貢献できる喜びを感じる機会になりました。

さて、紫陽花の話題に戻ります。紫陽花の花びらのような部分についてです。よく話題となりますが、この花びらに見える部分は「ガク(萼)」で、本当の花はその奥にひっそりと咲いているんですよね。脇役のような存在が主役のように咲き誇る――そんな紫陽花の姿が、学びの途中にいる生徒たちの姿とも重なり、校庭でふと足を止めて見入ってしまいました。

今後も、生徒たちが地域や人と関わりながら学ぶ機会を大切にし、一人ひとりの成長を見守ってまいります。引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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