会えなかったけど、出会えた一日

 本日、「中馬街道 足助宿 ご朱印ウォーク」が開催されました。

本校の生徒たちはボランティアとして参加し、地域の魅力発信のお手伝いをしてくれました。朝9時、足助八幡宮に集合し、足助神社でご朱印を手渡したり、太子堂の階段下で案内をしたり、旧田口家では参加者にお菓子を配ったりと、それぞれの場所で笑顔と声かけによるおもてなしをしてくれたそうです。

ところが私はというと、地元自治会の河川草刈り作業と重なってしまい、足助に着いたのは午前11時半ごろ。

すでにスタート地点の足助八幡宮には誰もおらず、生徒たちにも会えませんでした。

その後、旧田口家へ向かう途中、なんと以前の勤務校の同僚であるN先生にばったり再会。

ご朱印ウォークに参加されていたとのことで、本校生徒とも言葉を交わされたそうです。「少し先にいるかもしれませんよ」と教えていただき、足を速めましたが…やはり、生徒たちに会うことはできませんでした。

残念な気持ちを抱えつつ学校へ戻ろうと歩いていたところ、道中で印象的な看板を発見しました。

そして、1~2分歩くとこんな風景を拝むことができました。

曇天の空の下に浮かび上がる飯盛山と足助のまち並み。さらに視点を変えると、うっすらと足助城の姿も見えました。

生徒たちの姿に直接会うことは叶いませんでしたが、休日にもかかわらず地域のために汗をかいてくれた生徒たちに、心から感謝しています。

また、こうした機会を企画・運営してくださった地元の皆さまにも、深く御礼申し上げます。

そして何より、思いがけない方との再会や、足を止めたからこそ出会えた新たな風景——そんな偶然の重なりに、心がほどけるようなひとときをもらいました。

今日もまた、足助というまちに教えられた気がします。

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