足助高校卒業式で伝えたメッセージ
本日、令和八年度の卒業式が無事に挙行されました。 ご臨席いただいた保護者の皆様、ご来賓の皆様、在校生、そして卒業生の皆さんに、心より御礼申し上げます。 今日、卒業生へ贈った式辞では、私は最初にひとつの問いを投げかけました。 「生きるって、何だろう?」 この問いは、すぐに答えが出るようなものではありません。 しかし、これから社会に踏み出す卒業生の皆さんと、ほんの少しでも共有したいと思い、卒業の日にあえてこの言葉を選びました。 足助高校での三年間は、楽しい時間ばかりではなかったと思います。 うまくいかないこと、悩んだこと、立ち止まったこと── そのすべてが「確かに生きていた時間」でした。 卒業生に向けて、ピーター・ドラッカーの言葉を、今日もう一度贈りました。 「大切なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことだ。」 人生には、あらかじめ用意された“正解”はありません。 だからこそ、どんな問いを持ち続けるかが、これからの人生を静かに支えてくれます。 私は卒業生の皆さんに、答えを持って社会へ出ていくことよりも、問いを持ったまま進んでいくことを願っています。 迷ったとき、悩んだとき、立ち止まったとき── 今日の問いに、そっと戻ってきてください。 それは、前を向くための小さな灯になるはずです。 卒業生の皆さんのこれからの道に、多くの出会いと喜びがあることを心から祈念しています。