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4月, 2025の投稿を表示しています

伝統の技を間近で学ぶ ~足助八幡宮本殿修理見学記~

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伝統を守る職人の手仕事を間近で学んだ校外学習 本日、本校2年生 観光ビジネスコース13名が校外学習の一環として、足助地区にある足助八幡宮の本殿保存修理工事現場を訪れました。この現場は、約30年に一度行われる屋根の葺き替え修理が進行中で、文化財としての重要な役割を持つこの神社の保存活動を見学する貴重な機会となりました。 豊田市美術・博物部文化財課の職員の方々から、屋根修復作業の詳細な説明を受けました。特に印象的だったのは、修理が行われる環境についての話です。足助八幡宮の境内は樹木が多く、湿度が高いため、修復作業を行う前には、屋根に苔や草が生い茂っていたということでした。 修復作業そのものは、非常に手間がかかるもので、4人の職人さんが慎重に作業を進めていました。檜の木から剥ぎ取った「檜皮(ひわだ)」という素材を、竹製の釘(竹釘)で一つ一つ打ち込んでいくという伝統的な修理方法でした。職人さんたちは、口の中に竹釘を数本放り込み、1本ずつ手際よく取り出して作業を進めていきます。この精密で、なおかつ体力を要する作業には、生徒たちも驚いていました。 生徒たちからの質問に、文化財課の職員の方が分かりやすく答えてくださったことも、学びの一環として非常に有意義でした。 修理工事は今年の7月まで続く予定です。工事が終了した暁には、ぜひ足助八幡宮にお越しいただき、美しく生まれ変わった屋根をご覧いただければと思います。 伝統を守り、未来に繋げる職人たちの手仕事に、改めて感謝の気持ちを抱きながら、私たちの校外学習は無事に終了しました。生徒たちにとって、非常に貴重な経験となったことと思います。

新聞×謎解き×高校生! 産学連携プロジェクト、始動

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 本校ではこの春、新たな挑戦がスタートしました。その名も「産学連携 足助ツアー商品開発プロジェクト」――。 地域の読売センター足助所長様、椙山女学園大学の皆様とタッグを組み、「新聞謎解きツアー(仮)」の企画・開発に取り組みます。 本日はその第1回目として、読売新聞の社員の方から、新聞やメディアについての講義を受けました。新聞が果たしてきた社会的役割、そして新聞記者の仕事の魅力について、リアルな声を聞くことができました。 また、椙山女学園大学の学生さんからは、過去に実施された「謎解きツアー」の事例を紹介していただき、交流を深める貴重な時間となりました。少し緊張している本校生徒たちでしたが、学びと笑顔があふれる、和やかで充実したひとときとなりました。 来週からはいよいよ、生徒たち自身がアイデアをプレゼンし、商品化に向けた本格的なステップへと進んでいきます。 「新聞×謎解き×地域観光」――教室を飛び出した学びが、どんな未来を切り拓くのか。ぜひご期待ください。

新緑の山と懐かしい瓶入りコーラの自販機 ~観光ビジネス学習とともに見つけた地域の魅力~

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本校の2年「観光ビジネスコース」の生徒13名が、本日、校外学習として足助の町並みと香嵐渓を訪れました。昨年度に続き、足助観光協会の会長から直接観光地の案内をいただき、地域の歴史や現状について学びました。地域の魅力を知ることはもちろん、観光業の持つ可能性を体感する貴重な時間となりました。 この学習の目的は、観光地の魅力を学ぶだけでなく、生徒たちにまちづくりへの主体的な関わりを促すことです。観光業が地域経済に与える影響を理解し、未来の観光業を担う人材として、どのように地域と繋がり、成長していけるかを考えるきっかけとなりました。 2年生から本格的に観光ビジネスの学習がスタートします。日本の観光業界は多様化し、より一層の活性化が求められています。その中で、若い力を持つ本校の生徒たちには、観光業界を変革し、発展させていく大きな可能性があると確信しています。 今後も、地域とのつながりを大切にし、観光業の未来に貢献できる人材を育てていきたいと考えています。生徒たちが観光ビジネスを学びながら、地域貢献の意識を深めていく姿に、私は大きな期待を寄せています。

成長の一歩一歩 ~初任者と最後の行事を迎える生徒たち~

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春、新たに本校に2人の初任者が加わりました。大学を卒業したばかりの若者たちが、今日、人生で初めての授業を行いました。私は、2人には内緒で教室に潜り込み、各々の授業を参観させていただきました。どちらも緊張しながらも、声ははっきりと聞こえ、落ち着いた態度で生徒たちに向き合っている姿が印象的でした(もちろん、心の中ではドキドキしていたことと思います)。彼らの初めての授業は、どちらも立派なもので、これからの成長が非常に楽しみです。 さて、3年生にとっては「人生最後の」体育祭や文化発表会が待っています。彼らにとって、これらの行事は特別な意味を持つことでしょう。 初めての経験をする若者たちもいれば、「人生最後の」行事を迎える生徒もいます。どちらの立場でも、前向きに自分の人生を歩んでいってほしいと思います。 私も彼らと共に成長し、支え合いながら、これからの未来を切り拓いていきたいと考えています。初任者の岩村先生と渡辺先生には、期待しかしていませんよ。 ENJOY LIFE!

暖かな春、温かい学校――新たなスタートの季節に

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始業式が終わり、1年生向けの部活動紹介が行われました。各部の2・3年生が自分たちの部活動を紹介し、1年生たちは熱心にその話を聞いていました。どの部活も、それぞれに魅力があり、これからの3年間をどんな活動に打ち込むかを考えるのはとても大切です。何か一つ、自分が心から楽しめるものに出会えることこそ、幸せな学生生活の始まりだと思います。 部活動紹介が終わり、校長室へ戻る途中、ふとグラウンドに目をやると、桜の木の下で昼食をとっている男子生徒を見つけました。温かな春の日差しの中で、リラックスしながら食事をとるその姿がとても心地よさそうで、思わず近寄って声をかけました。 生徒はにっこり笑って、「写真を撮ってください」とポーズをとってくれました。彼らの笑顔と、あたたかな陽気に包まれたその瞬間が、まさにこの学校の温かさを象徴しているように感じました。 この学校は、学びや活動だけでなく、心温まる瞬間がたくさん詰まっています。新しい学年が始まり、希望に満ちた春の季節に、また一歩踏み出すこの場所で、皆がそれぞれの輝きを見つけていけることを楽しみにしています。 

新たな出発点としての離任式と入学式

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新年度が始まり、校内も新たな風が吹き始めました。本日は離任式が行われ、2名の先生方が本校の生徒たちに向けて、心温まる歌声とメッセージを送ってくださいました。先生方の歌と言葉は、生徒一人ひとりに新たな「気づき」を与え、これからの学校生活への励みとなったことでしょう。 そして、いよいよ4月7日(月)は入学式です。今年も新たな仲間を迎えることができることを、心より楽しみにしています。新入生の皆さん、そしてその保護者の皆様、本校での新しい生活が素晴らしいものとなりますよう、全力でサポートしていきます。 新入生の保護者の皆様には、学校の現在の様子を写真でお伝えします。入学式後、この写真が撮影された付近で記念撮影をしていただくのも良い思い出になると思いますので、ぜひご利用ください。 さて、今年で校長ブログは2年目を迎えます。昨年度は年間で53件のブログを書きました。週1回のペースです。今年度も、このブログを通じて学校の様子や大切なお知らせをお伝えできることを嬉しく思っています。今年もどうぞご愛読いただき、学校とのつながりを深めていただけたら幸いです。 それでは、新年度も生徒たち一人一人の成長を見守りながら、共に素晴らしい一年にしていきましょう。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。